コロナ対策のコツがわかってきたのか、それとも慣れと気の緩みか

今週は東京に出張に行き、この週末は福岡にちょっと出かけてきた。
両方ともまん防は3月21日で解除されるということもあってか、人通りは大変多く、コロナはもう終わったかのようなにぎわいだった。
 
東京では東京駅に以外にも、上野と渋谷を少し歩いたが、どちらもほんとに人が多くてびっくりした。上野公園は所々にゴミ箱も設置されていたが、花見も解禁するのだろうか。
 
福岡のほうも、博多駅は人がごった返し、街なかも多くの人が歩いていた。PayPayドームにオープン戦を観に行ってきたのだが、去年は娘と隣どうしで座っただけで注意されるくらいだったのに(一席空けて座るのがルール)、今年はそういったこともなく、みんながマスクをしていることと声援をしてはいけないことを除けば、コロナ前と変わらない雰囲気だった。
 
さて、このにぎわいだが、これはみんなコロナ対策のコツがわかってきたということなのか、それとも慣れと気のゆるみなのか、どちらなのかちょっと気になった。
 
このブログでも何度も書いたが、新型コロナの感染経路は、家庭では接触感染もあるだろうが、それ以外ではほとんどが飛沫感染と言われている。
となると、マスクなしでの長時間(10~15分以上)の会話をしなければ感染はそうそう起こるものではない。ましてや、熱や咳といった風邪の症状がある人がいなければ、たとえ感染者がいたとしても、そう気にすることはないと考えられる。
 
この原則論さえしっかり抑えておけば、例えば家族で旅行したり、観光地に行くことは基本問題ないし、出張や取引先訪問も商談だけであれば、感染の確率はほぼない。
問題があるとすれば、マスクなしでの長時間の会話なので食事の時間だけである。
 
そう考えたとき、東京と福岡で見た光景は、みんなこのあたりの考え方がわかってきていて、移動したり買い物したりするのは問題ないという判断での人出の多さとも考えられるが、一方で「赤信号、みんなで渡ればこわくない」の心境でもういいだろうとなっている可能性もある。どちらなのかが気になる。
 
東京でも福岡でも、いわゆる飲食店の様子はほとんど見ていないのでなんとも言えないが、おそらく後者の気の緩みのほうが大きいんだろうなと思っている。
これから3月末、年度の替わり目ということで、歓送迎会なども行われるシーズン。ここで感染者数が再び増加に転じると、ここからさらにまん防や緊急事態宣言を発令したとしても効果は薄いので、いろいろ厄介だと思う。
多くの人たちの気の緩みというかもういいだろうという雰囲気の広がっているとするならば、それを止めるのは難しそうなので、あとは3回目のワクチン接種の進捗のどちらが早いかの勝負になるだろうな、と思った次第である。
 
ということで、かなり人出多くなっているという話でした。