おにぎりを食べることは実はかなり難しいことなのかもしれない

下の息子(1歳半)の食事も離乳食は終わり、だいぶ大人と同じようなものを食べられるようになってきた。
それに伴い、娘(6歳)といっしょに息子も連れ出して、3人で出かけることが増え、ときには昼食や夕食は外で食べることも多くなってきた。
 
どこかお店で食べることもあるし、コンビニを使ってパンやおにぎりを買って車で食べさせることもあるのだが、家で食べさせるのと勝手が違うことをいくつかある。
 
まずは、外で食べさせると動き回るので困る。
家であれば、ハイチェアがあるので動き回ったり、(”今のところ”ではあるが)一人で抜け出すこともないが、外だと慣れていないせいもなって動き回ろうとするので大変である。
とくに座敷の席だと落ち着かずに動き回ってしまうので、外でもできるだけイスとテーブルの席を使うようにしている。幼児用のテーブルチェアを貸してもらえれる場合はそれを活用して、ない場合は携帯できるイスに取り付けられるベルトを使用している。
下の息子は、上の娘のときに比べるとおとなしく食べてくれるので助かっているが、それでも抜け出したい衝動には駆られることもあり、そのときは落ち着かせるのに大変である。
 
2つめに困るのが、量のコントロール
家であれば、足りなければ追加すればいいし、余っても次の食事に回せばいいが、外ではこれがやりにくい。お店で食べるときはどのくらいの量を頼むかいつも悩む。
最初のころはあまり食べないだろうと少なめに注文したら予想外に食べて、私が食べる分がなくなってしまったということもあったりした。追加で頼めばいいようなものだが、時間もかかるので食べ終わった息子が時間を持て余してしまう。まあ、そんなときは後でコンビニで何か買えばいいのだが。
少し車を走らせればコンビニがいくつもある現代は、子育てするにはだいぶ楽な時代になったと言えるかもしれない。
 
最後3つめ、これが一番困ることなのだが、汚れてしまうこと。
家であれば、少々手が汚れようが拭いたり洗ったりすればいいので、手づかみで食べさせればいいのだが、外ではそうもいかない。
お店で食べるのであればそこを汚すわけにはいかないし、車だと食べかすが溜まってしまう。服が汚れてしまうといちいち着替えさせないといけなくなるし、その分荷物も多くなる。
そこで外で食べさせるときは、本人の手に持たせて食べさせるのではなく、私が直接息子に口に食事をもっていって食べさせることになる。これが地味に大変。自分も食べながらなのでなかな捗らない。
 
最初のころは、おにぎりを与えておけば勝手に食べてくれるだろうと思っていたのだが、これは大きな勘違い。
渡した瞬間におにぎりの形状は崩れだし、割れて落とすは、米粒が口や手や服につくはで、大惨事。車の中だったら、シートの奥のほうに米が入りこんで取れなくなってしまう。
よく見ると、隣で食べている娘もおにぎりは上手に食べれていない。もちろん息子に比べれば全然マシなのだが、車の中だったらテレビに気を取られて、こちらも米粒がぼろぼろ落ちている。
そんな二人の姿を見ていると、おにぎりを上手に食べることはかなり難しいことなのかもしれないと思えてくる。大人であれば何の気なしにできることも、子どもにとっては大変なことは多い。
こういった時期を経て、気づかないうちに、いつの間にか何とも思わずにおにぎりを食べられるようになっているだろうが、その変化は注意深く見ていきたいなと思った次第である。
 
ということで、おにぎりを食べることは実はかなり難しいことかもしれないと思った、という話でした。