いつごろからだろうか。定期的に歯医者に行って、検診とクリーニングをしてもらうようにしている。最初は1年に1回くらいだったが、最近では半年に1度は行くようにしている。
歯のクリーニングは定期的に通っていれば痛みが走るようなこともなく、終わったあとスッキリするし、何より永久歯の維持はQOLに直結するので、今後も継続的にやろうと思っている。
さて、そんな検診とクリーニングのために、地元に戻ってからは、ずっと1つの歯医者に通っていた。
たまたま見つけた歯医者で、それこそふらっと入った感じ。家から近いわけでも、職場から近いわけでもないのだが、何の気なしにいったその歯医者は過不足なくいい感じであった。
とくに何がいいかというと、検診とクリーニングを1回ですべてやってくること。
歯医者というと、何かつけて上の歯と下の歯で分けたり、治療も複数回来させることが多かったが、この歯医者では1回で検診とクリーニング(上の歯も下の歯も)をやってくれるので重宝していた。むしろ、なんだかんだで複数回に分けるのは昔の話で、今はそんなやり方は主流ではなくなったのだろうと思っていた。
そんないい歯医者だったのだが、2019年の末になぜか閉院。流行っていなかったわけでもなさそうなのだが、閉めるということであれば仕方ないので、他の歯医者を探すことになった。
それから、歯医者探しをしたのだが、結果会社から歩いて5分かからない歯医者に行ってみることにした。
ここだと会社から近いので、昼休みの時間にも行けるし、いろいろと便利だろうという判断であった。
で、この歯医者、全体な印象は悪くはないのだが、検診とクリーニングをしようと思うと3回通わなければならなかった。1回目は検診と下の歯のクリーニング、2回目は上の歯のクリーニング、3回目は歯茎の検査と簡単な処置、といった具合。これだといくら会社から近いと言っても、さすがにめんどくさい。
ただ、これは初回でレントゲン検査などで時間が取られたからという可能性もあると思って、半年後にもう1度行ってみたのだが、やはりそのときも検診とクリーニングで3回の通院となり、これはさすがにめんどくさくて、違う歯医者を探すことにした。
次に行ったのは、ショッピングモール内にある歯医者。夜遅くや土日祝にも開院していること、また小児歯科もあるということで、定期的に子どもたちと通えるのはいいなと思い選択した。
初日は、娘(6歳)と行ったのだが、人生初の歯医者に緊張する娘とわいわい言いながら診察を終えた。しかし、やはり1回では終わらず2回目の予約をして帰る。
2回目は私だけが行ったのだが、こちらもやはりというか、3回目に歯茎の検査をすると言われる。仕方なく、3回目に行くと、今度は経過観察するために4回目の来院を打診される。
NOと言えない典型的な日本人である私はその場では次回予約をして帰ったのだが、ハッキリ言ってめんどくさいので、後から予約をキャンセルすることにした。
どうもこの歯医者はこうやって定期的に通院させて来院頻度を上げさせる戦略らしい。そのやり方が悪いとは言わないし、むしろいろいろと工夫していていいのだが、少なくとも私のニーズとは合致しない。私は、できるだけ少ない通院頻度で検診とクリーニングを済ませたいのである。
こうやって振り返ってみると、最初の歯医者はレアケースだったのに気づく。昔から診療報酬の関係で、何度か分けて通院させたほうが歯科側の実入りはいいという話は聞いたことがあったが、やはりそれは今でも変わっておらず残っているようだ。
もしかすると、最初に行っていた歯医者はそういうやり方をしなかったために、業績がふるわなかったのかもしれない。
そんなこんなで、また歯医者を探さないといけないと思うとちょっと憂鬱である。
どうも私が求めるような1回で検診とクリーニングを済ませてくれるような歯医者はないのかもしれないが、せめて2回でもかまわないので、できるだけ少ない回数で終えることができる歯医者をまた探してみたいと思う。
ということで、また歯医者探しからはじめないといけない、という話でした。