展示会出展におけるコロナ感染対策を計算してみる

今週は東京で開催されている、とある展示会に出展している。
 
12月にも別の展示会に出たのだが、このときはコロナも収束しており、至って平穏な雰囲気での出展だった。
今回の1月の展示会もこんな感じだったらいいなと思っていたのだが、年が明けてから一転雲行きがあやしくなってきた。
出展1週間くらい前には、東京での感染者も急拡大してきたこともあって、一瞬出展自体を取りやめるかどうか悩んだのだ。しかし、ちょっと簡単な計算をしてみた結果、大丈夫であろうと判断して予定通り出展することにしたので、今回はその簡単な計算をまとめておきたいと思う。
 
その計算は以下のような感じ。
今回の展示会、昨年の来場者数は1日あたり5,000人程度。コロナがなければ10,000人以上が来るのだろうが、今年も同程度と仮定。3日間合計で15,000人となる。
この来場者の中に、感染者がどれくらいいるかだが、体調悪い人は来ないだろうし、発熱ある人は入口で弾かれるので、かなり多く見積もっても1%はいないはずである。仮にここでは1%いるとしても150人。
この150人がうちの会社のブースに来て、話をする確率となるとこれまた1%ないだろう。となると、3日間で感染者がうちの会社の来るとしても、1人いるかいないか程度であるということがわかる。
さらには、その人は無症状感染者だろうし、その人もこちらもマスクもつけていて、長時間話すわけでもない。ブースで話すにしても、ほとんどの人が1分未満。ごく少数の人でちょっと長く話したとしても、せいぜい5分程度だろう。
そう考えると、万が一感染者の人が来たとしても、その人と長く話をする確率はかなり低く、感染することは考えにくい。
結論としては、展示会に出展することでコロナに感染する確率はゼロに近いといって差し支えなく、出展は問題ないと判断したわけである。
 
改めて、実際に出展して現場に立ってみると、主催者側の感染対策もしっかりしていることもあり、肌感覚としてはまず感染は起きないだろうという感じがしている。
さらには、上述の計算からもリスクはかなりと低いと判断できているので、感覚的にも論理的にも問題ないと実感しているところである。
 
今回のように感覚的には何か大きな問題に感じるようなことも、ちょっと論理的に考えたり、計算してみたりすることで、それほど問題ではないとわかることが多い。
こんな簡便な計算でもかまわないので、ちょっと具体的な数字をおいて考えてみると判断に助けになるなと思った次第である。
 
ということで、簡単に計算してみるだけで迷う必要がなくなる、という話でした。