雪の上を滑ると、感覚の世界に入ることができる

このブログの昨日の記事で、初めてスノボに行った話を書いた。
3回くらい行かないとその楽しさはわからないかもしれないと思っていたが、予想に反して1回目からかなり楽しむことができ、早くも次また行きたいと思っている。
 
なぜそう思えたのか、ちょっと振り返って考えてみると、思ったより早くコツをつかむことができ、単純に自分としてはうまく滑ることができたということもあるのが、加えて感覚の世界に入ることができたことも大きかったのではないかと感じている。
 
「感覚の世界」とは、ドラマ「サ道2021」のあるシーンで使われた次セリフから引用させてもらっている。
「サウナに入ると雑念が消えるのは、思考から感覚の世界に切り替わるから」
「余計なことを考えることが消え、今この瞬間に気持ちがフォーカスされる」
(「サ道2021」第2話より)

 

この「感覚の世界」の対になる概念は「思考の世界」かと思うが、普段過ごしている時間をこの2つで区切ったとき、今回スノボで雪の上を滑っているときは、感覚の世界に浸ることができた、というわけである。
そして、そのことがまたスノボに行きたいと思わせているのではないか、と感じている。
 
思えば、最近ハマっている趣味は、この感覚の世界に浸れるものが多い。
上述したドラマのセリフではないが、サウナはここ2~3年でかなりハマっている。サウナ、水風呂、外気浴と、それぞれの時間で感覚の世界に入り、無の境地になれる。
また、3年前にはじめたキャンプでは、娘が寝た後に焚き火を見ながらボーッとする時間が何物にも代えがたい。設営や撤収作業は大変で、キャンプに行っている時間の大半は設営か撤収なのだが、それでもキャンプに行きたいと思うのは、この焚き火を眺める時間が貴重だと思えるからである。
 
こうやって振り返ってみると、普段経営者としていろいろと考えることは、私の重要な仕事だし、それ自体は好きなことなのだが、一方でどこかで無意識のうちに、思考のスイッチを切って感覚の世界に浸りたいという欲求があるのかもしれない。
感覚の世界に浸る時間をつくることで、頭の中がリセットされて、さらに考える気力を回復されているという感じもする。
 
今回スノボをやってみようと思ったきっかけは、妻に一人の時間をつくるために子どもたちとできるアクティビティを考えた結果だったのだが、思いがけず感覚の世界にも浸ることができ、一石二鳥になりそうだなと感じた次第である。
 
ということで、感覚の世界に入れる趣味をもっと増やしたいと思った、という話でした。