大人数が集まる会食で起こると予想されること

先日、とある団体で、久しぶりの大人数での会合があり、参加してきた。100人を超える会合で、その会の総会などの会議が予定されていた。
 
こういった大人数での会合はほんと久しぶりで、2020年の年初の賀詞交歓会以来だろうか。それ以降は軒並み中止で、各団体の総会などは書面での審議になることが多かった。
 
さて、この会合では会議終了後に懇親会も行われた。
私は他の予定があり参加していないので詳しい様子はわからないが、100人を超える人数での懇親会ということで、現状は全国的にコロナの感染者数が少ないので問題はないとは思うが、少々心配になった。
もし、この参加者の中からコロナの陽性者が出た場合、かなりの混乱になるとおもったからである。
 
仮に、感染者が出たとしたらどういうことが起こるか。感染者は出なくても、参加者の中で風邪の症状になった人がいたらどうなるか、ちょっとまとめてみたいと思う。
 
まずは、この会合から2日後以内に、参加者に発熱などの症状が出た場合。
まず、この人はPCR検査を受けるかどうかを迷うと思う。中には検査を受けずにうやむやしようと思う人も出てくると思うが、感染の可能性を考えるときちんと受けておいたほうがいいのは、言うまでもない。
検査を受けて仮に陽性となった場合、次はどこまで連絡をすべきかかなり迷うだろう。自分が話をした人だけに連絡をするか、会合の主催者に連絡するか。当然のことながら、主催者にきちんと連絡したほうがいいのは間違いないのだが、いざ自分がそうなったときに、連絡するという判断ができる人は多くないかもしれない。
陰性だったとしても、感染がなかったといい切れるわけではないので、やきもきする時間を過ごすことになる。この場合でも、どこまで症状について報告しておくか、悩むことになると思われる。
 
次に、さらに時間が経って、1週間後くらいに症状が出た場合。この場合でも、検査を受けるかどうかは同様に迷うだろう。
この場合は、陽性であっても、その人がこの会合で他の人に感染させた可能性はほとんどないと考えていい。基本的には発症の2日前くらいから、感染させる可能性が高くなるので、この会合においては他の人への感染はそれほど気にしなくていいことになる。
それでも他に感染している人もいるかもしれないので、主催者に連絡したほうがいいのだが、この人が感染源だと誤解をされる可能性もあるので、報告すべきか悩ましいところである。実際そうなった場合は、報告すべきかどうかの判断は難しい。
陰性であれば、それほど気を遣う必要はないが、それでも近くで話をした人には連絡しておいたほうがいいか、ちょっと悩んでしまうだろう。
 
こんな感じで、コロナに感染してもしなくても、会合参加後に体調が悪くなると、どう対応したらいいか悩むことになる。
季節の変わり目であるこの時期、100人もいれば体調を崩す人は数名くらいは出てきてもおかしくない。
その数名の人たちは感染の有無に関わらずちょっとドキドキした時間を過ごすことになるのではないだろうかと思った次第である。
 
ということで、コロナが完全に収束するまでは、大人数の会合に出るのはそれなりにリスクがあるのかもしれない、という話でした。