Voicyフェスの「これじゃない」感

このブログでもよく書いているが、私はVoicyというサービスをよく利用している。スマホに入っているアプリの中で、1,2を争うよく使うサービスと言っても過言ではない。
Voicyはいわゆるインターネットラジオのサービスで、多くのパーソナリティーが音声配信をしており、私はランニングやドライブの最中に利用させてもらっている。
他に何もすることができない時間を有効利用できるということで重宝している。
 
そんなVoicyが現在おこなっているイベントが「Voicy FES'21」。
10月27日~31日の5日間で、50以上の対談を生配信で行うという企画で、3,000円を支払えばすべて対談を聞くことができ、アーカイブで後日聞くこともできるようだ。
Voicyとしてはこのイベントを成功させるべくプロモーションを展開しており、各パーソナリティーも自分の配信の中でこのフェスの宣伝を多く行っている。
 
さて、このVoicyフェス、自称Voicyヘビーユーザーの私から見て、今のところ3,000円支払って参加してみようという気が起きていない。
なぜ参加してみようと思わないのか。一言で言えば、「それじゃない」感が大きいのである。
 
ここではその「それじゃない」感を少し言語化してみたい。
 
まずは、すでにフォローしている人が多くいて、しかも毎日更新する人が多いので、そのコンテンツの消化でいっぱいいっぱいであること。
ただでさえ、通常の配信が毎日更新されており、ちょっと聞く時間がないと数日分がすぐにたまってしまう状況で、ここに50以上の対談が加わるとさらにコンテンツが渋滞を起こしてしまう。
ながら時間の活用というもともとの目的があったのに、このコンテンツを消費するためだけに時間をつくらないといけないという本末転倒な事態になってしまうため、わざわざ3,000円を支払ってまで聞きたいとはなっていないのである。
 
次に思い浮かぶ理由としては、我々ユーザーは個々のパーソナリティーをフォローしているわけであって、その人の配信だけ聞ければいいので、フェスという形で対談にする意義をあまり見いだせないというもの。
オンラインでやるのであれば指名買いでよく、すでに毎日更新してくれている好きなパーソナリティーの対談を聞くために、わざわざ追加で費用を支払おうとはならない。それであればその分をプレミアムリスナーのほうに使えったほうがいいと思ってしまう。
音楽フェスをオンライン配信で見るくらいなら、お気に入りのアーティストのオンラインライブを見ればいいのと似たような感覚か。
 
あとは、なんだかんだでこれが一番大きいのかもしれないが、内輪で盛り上がっている感に若干興ざめしているところがある。
2つめの理由でも書いたように、私としては個々のパーソナリティーをフォローして、その人と直接つながっている感が音声コンテンツのいいのであって、パーソナリティーどうしが一同に集まって盛り上がっているところを見たい(聞きたい)とは思わないのである。このあたりの設計を間違ったのではないかと感じるわけである。
 
と、こんな感じで、Voicyフェスの「これじゃない」感をまとめてみた。
ただ、Voicyにはお世話になっており、今後もサービスを継続させるために、他の課金方法を方法も模索して、何らかの形で貢献はしたいと思っている。
 
というわけで、Voicyフェスのこれじゃない感を言語化してみた、という話でした。