日記に書けるような行動をすることで人生が変わるのか、日記に書くと人生に意味が出るのか

最近、Voicyで心療内科医ゆうきゆう氏の、『人生を変える「セクシー心理学」』をよく聞く。
 
ゆうき氏は、「マンガで分かる心療内科」などのメンタルや心理に関する書籍(マンガ)を多く出しており、私もそのいくつかを読んだことがあったので、Voicyをやっていることに気づいた。
さっそく毎日聞いているのだが、このVoicyでは毎日5分くらいで、心理的な話をされている。
 
さてその中のとある回で、ゆうき氏は、後悔のない人生を送るためには日記の文章量が多くなるような人生を送るように心がければいいと話をしていた。
 
ゆうき氏自身、毎日日記を書いているということだが、その日記が長い日もあれば、短い日もあるという。
短い日というのはただ1行だけ○○をしたで終わってしまうが、いろいろな出来事があり心動かされる日は日記が長くということだった。
そこから翻って、日記に書けることが多いような毎日を過ごすといいのではないか、書くことを増やすような行動を取るように心がけたらいいのではないかと提案している。
そういった行動を取るように心がけることで、体験の数が増え、結果としてそれが成長にもつながるというわけである。
 
私はこの話を聞いて、非常に納得すると同時に、日記には逆の側面もあるのではないかと感じた。
それは些細な出来事であっても、日記に書くことによって、その出来事にスポットライトがあたり、その些細な出来事自体に意味が生まれるという効果である。
 
私自身、去年(2020年)の4月から日記を書くようになり、それから約1年半続けている。
はじめはそれこそ100文字程度で、○○をした、という程度のことしか書いていなかったが、次第に書くこと自体に慣れてきたのか、文字数もだいぶ増え、最近では1,000~2,000文字くらいを書くようになった。
内容としては、その日の行動、家族の様子や子どもの成長、会議や打ち合わせの内容とその時考えたロジック、今後やりたいことなど、多岐に渡るが、あとで読み返してみるとたった1ヶ月くらいでも忘れていることが多く、書き残しておいたことによって、こんなこともあったなと些細な行動に再び光があたるのである。
 
そう考えると、日記というのものは、ゆうき氏の言うように日記に書けるような行動を促すという効果もあるし、些細なことでも日記に書いたことで後になって人生に彩りを添えるという効果もある、と言えるのではないだろうか。
そんな両方向の効果があるのではないかと、Voicyを聞いて思ったわけである。
 
ただ、私としては、これまで日記を書くために行動をするという意識は希薄だったので、ちょっとこっちの効果も意識して行動してみようと思った次第である。
 
ということで、日記の効果は双方向にある、という話でした。