休日はストレスフリーにするのではなく、仕事とは別のストレスをかける

この5月は、会社の人事や取引先との折衝等で、なかなかストレスのたまる1ヶ月だった。基本、仕事なんてうまくいかないのが当たり前だとは思っているのだが、それでもうまくいかないことが重なるとそれなりにしんどい。
 
だから休日くらいはゆっくりしたいと思ったりもするのだがそうもいかない。娘や息子と出かけるというミッションが私にはあり、温泉に行ったり、キャンプに行ったり、ドライブに出かけたりしている。
 
温泉やキャンプというと、なんか自然の中でゆっくりできている感じがするが、実際はそんなことない。
ただでさえ、子どもたちと出かけると大変だ。
 
娘(5歳)は絶賛赤ちゃん返り中で、事あるごとに抱っこやおんぶをせがんでくる。あれがほしい、これがほしいと物欲全開。先日も明日プール行こうねと言うと、今日行きたいと駄々をこねる。
 
息子(9ヶ月)はまだ話ができないので、コミュニケーション上のストレスはないが、ここにきて運動量が一段上がり、放っておくとどこに転がっていくかわからないので気を抜けないし、これから暑い季節、出かけるときなどは水分が足りてるかなどいろいろと気を遣う。
 
それでもまだドライブや温泉くらいなら、そんなに考えずに行動できるのでいいのだが、キャンプに行くときにはストレスを解放するというよりは、逆にたまってしまうような感じがしている。
このブログでもたびたび書くが、私はキャンプが下手である。キャンプが下手という表現は一般的ではなさそうだが、下手ものは仕方がない。
設営や撤収に時間がかかり、食事の段取りも下手くそで思ったように進まない、焚き火の火はつかないし、とストレスを溜めに行っているようなものである。
 
しかし、それでいいのではないかと思うようになってきている。
子どもたちには手が離せないし、趣味でやることもなかなかうまくいかない。一見、休日なのに疲れてストレス溜まるだけのように見えるが、あるストレスがかかっていると他のストレスが見えない。
異なるストレスはベクトルが違うので、それぞれは負担があっても、総量が増えていく感じがしないのである。
打ち消す合うというとちょっと大げさな感じもするが、少なくとも休日のストレスを抱えているときは、平日の仕事のストレスのことは忘れることができている。
 
おそらく休日にただボーッとしていると、平日の仕事のことについて考え出し、このストレスは増大していくだろう。
もちろん、休日にも仕事のことについて考えるのは大事だし、少し心に余裕があるときに考えをめぐらせると、それまで思いもつかなかった解決策が出てくるということもある。
ただ、その時間も半日くらいあれば十分で、休みの間ずっと考えていたら気持ちも休まらない。
 
そう考えてみると、今の子育て(というか、単に子どもと過ごすこと)に時間が使えているのは、バランス的にはいいことなのかもしれない。
子どもに時間を使うだけでなく、ゴルフに行ったりするのも同じことかもしれない。ゴルフなんてたいてい自分の思い通りにならなくて、ストレスが溜まることのほうが多い。しかし、だからいいである。
 
休日は休日でストレスがたまるが、それがちょうどいいのだと気づいた、今日このごろでした。