歳を取ると過ぎていく時間が短く感じるのは、日記を書かないからかもしれない

この歳(40代中盤)になると1週間、1ヶ月、1年と時間が経つのだが早くなるのだが、5月もあっという間に終わってしまった。
今年もそろそろ半分が終わりそうなのだが、このままだと2021年も過ぎ去ってしまいそうだ。
 
このままサラッと時間が過ぎていってはいけないと思い、5月に書いた日記を読み返してみた。
この5月はいろいろと思うところもあり、またGWや家族旅行などのイベントも多かったからか、1ヶ月で50,000字以上も日記を書いていた。
よく新書は8万字から12万字程度と言われるので、その半分くらい。
きちんと体系だった文章ではないが、それでもこれくらいのボリュームがあると読み返すのにもけっこう時間がかかる。
 
読み返してみて思ったことは、想像以上にいろいろな出来事があり、そしていろいろと考えていたんだなということ。1ヶ月という時間もあれば、そりゃいろいろあるよなと、実感できた。
裏を返せば、1ヶ月前のことも覚えていないことが多いということでもある。もちろん完全に忘れたわけではないのだが、細かい出来事やそのときどきの深い思考は覚えていない。
こうやって振り返りをしないと、どんどん忘れ去られ、それこそただただ時間が過ぎて行ってしまう感覚になるのであろうと感じた。
 
そう考えると、日記をきちんと書き、そしてそれを読み返すということをやっていれば、時間が過ぎる速度もある程度抑えられるのではないか思い始めてきた。
 
ジャネーの法則で説明されているように、生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢に反比例するということは、実感値としても確かにあると思う。
この時間の心理的な長さを伸ばすためには、新しいことにチャレンジするといいと言われているが、それとは別に、自分のやってきたことや考えてきたことを都度都度振り返っておけば、過ぎた時間に厚みをもたせることができ、時間の心理的長さを伸ばすことができるないかと思い至ったわけである。
 
もっと言えば、歳を取ると過ぎていく時間が短く感じるのは、日記を書いていないから、そしてそれを読み返していないからではないかとすら思えてきた次第である。
 
ちょっと大げさになってしまったが、こういう効用も日記にはあるのだなと実感することができたので、これからもできるだけ、そのときの細かい出来事や考えたことを残していこうと思いを新たにすることができた。
 
ということで、いろいろと工夫して時間の心理的長さを伸ばしていきたい、という話でした。