出張帰りの自分は信用できない

前回の記事で、新幹線はオフィスとして非常に優れているということについて書いた。
今回の出張でも、行きの新幹線では、懸案事項について自分の頭の中を整理することができた。
 
こんな感じで行きの新幹線は絶好調なので、帰りも仕事片付けたり、読書したり、ブログ書いたりできるなと思うのだが、大抵はうまくいかない。
帰りはいつも疲れて、何も手につかないのである。
 
単純に、帰りは夕方が多いということもあり、1日の疲れが出るということもあるが、それとあわせていくつかの原因が考えられる。
 
まずは、出張では歩くことが多い。
地元では車での移動が多いので、意識しないと毎日の歩く歩数は限られてしまうのだが、出張時は意外によく歩く。
とくに東京や大阪などの大都市への出張の場合、電車移動が多いので、歩くことも多くなる。
また展示会を視察するときは、当然歩くことが多い。
だいたい出張時は、1日10000歩は確実に歩くし、多い日では20000歩も珍しくない。
それで自然と身体が疲れるのである。
 
次に、客先を訪問することが多く、基本人見知りな私は、普段あまり会話しない人と話をすると緊張してしまう。
会話が途切れないようにと気を遣うし、話していいこと悪いことも意識しながらの会話になるので、頭がフル回転している状態になるのである。
そんな状況が1日何回もあると、思っている以上に、頭が疲れるのである。
 
さらに、帰りの新幹線では夕食時になることが多い。
新幹線に乗る前に、弁当とお土産を何をするか、けっこう考え込んでしまいがちで、いろいろと考えながら人の多いところを歩き回ると、新幹線に乗るころにはそれまでの仕事と相まって疲れはピークになってしまう。
そんな状態で食事をとるものだから、だいたい食後は眠くなるというわけである。
 
と、こんな感じなので、行きと同じくあれもしようこれもしようと思っても、できないことが多い。
帰りの自分は信用してはいけないのである。
帰りの新幹線での時間も有効活用したいのは山々だが、とくに締切のある作業をこの時間でやろうとしないようにしている。
 
とくに40代になって思うのは、疲れが顕著になりだしている。
出張だからといって、あまりスケジュールを詰め込みすぎない、そして疲れることを前提に予定を立てる、こういったことが大事だなと思う今日このごろである。
 
ということで、出張はさらにもう1泊して、午前中帰るようにすればいいんじゃないかと思った、という話でした。