春のカーエアコン問題

この週末、娘(5歳)と息子(6ヶ月)を連れてドライブに出かけた。
桜の季節に行きたいと思っていたところだったので、けっこうな雨が降る中ではあったが、この週末を逃すとまた来年ということになりかねないため、ちょっと無理して出かけることにした。
 
春の嵐というと言い過ぎかもしれないが、かなり雨が降っており、車に乗り込んだり、コンビニにちょっとした買い物に出るだけで身体中が濡れてしまった。
当然、都度タオルで拭くのだが、それでもちょっと寒い。
そこで車内を暖めたいと思うのだが、ここで問題が生じる。
 
最近の車は温度設定をするようになっていて、その温度に向けて調整するように車側で判断をし、風が出るようになっている。
そのとき外気温は15℃くらいで、設定温度を22℃にしていたのだが、車は冷たい風を出してきたのである。
おそらく、車内の温度やさらには湿度なども勘案して、ここは冷房(というか冷たい風)だと判断したのだろうが、こちらとしては暖房がほしかったのである。
 
ちょっと前の車であれば、暖かい風か冷たい風かは運転者が判断して、あとは風量も決めて、それに従って車は風を送り込んできていた。
それが最近の車は、設定した温度に向けて、自動で判断して風を送ってくる。
これを便利とみるかどうかは微妙である。
こういう場合は設定温度を上げればいいのだろうが、そうなると今度は暑くなりすぎる問題が生じてしまい、なかなか微調整が難しいと感じたわけである。
 
夏や冬のようにハッキリと暑い・寒いがわかっている季節は問題ない。
設定温度に向けて、一気に冷やすか、暖めるかしてくれればいい。
しかし、春や秋といった季節では、その気温を暖かいと感じるか、寒いと感じるかは個人差があるし、今回のように雨かどうかでも変わってくる。
そういった状況も勘案したときに、今よりも暖かい・涼しいといった相対的な基準ではなく、設定温度という絶対的な基準をもとに温度を調整することに限界があるのではないかと思った。
いっそ、最新の車でも、暖かいボタンと涼しいボタンにしてもらったほうが便利なのではないかと思ったというわけである。
 
帰ってから娘に確認すると、少し寒かったと言っていたし、息子も帰ったら足が冷えていてちょっと焦った(1日明けて2人とも元気なので良かったが)。
もう少し、寒暖の差が大きい時期が続きそうなので、ちょっと注意しておきたいと思う。
 
ということで、便利になりすぎるのも考えものだな、と思ったという話でした。