この週末、桜がほぼ満開である。
うちの地元では桜並木が比較的多く、散歩やランニングの最中に花見をするのにうってつけである。
昼間はいつも空いているその通りも、この季節は束の間の花見を楽しむ車がやってきて、ちょっとした渋滞になることもある。
今朝もランニングの最中に桜並木の下を通ったのだが、一部まだつぼみで残っているものの、引きの絵で見たら満開と言っていいかと思う。
今シーズンは、今週の前半くらいから一気に咲きだし、半ばくらいから満開近くになってきたので、3月25日前後から2週間くらい、4月第2週前半くらいまでが見頃だろうか。
だとすると、天候にも左右されるが、週末の見頃はこの週末と来週くらいまでで、その期間に桜の季節を十分に楽しんでおきたいと思う。
咲き始めに雨が振ってもそんなに散ることはないが、散り始めのタイミングで雨にあたると一気に終わってしまうので、天気予報もいつも以上にチェックしておきたい。
さて、上述のとおり、天気にも左右されるが、だいたい桜の見頃は2週間くらいだと認識している。
この短さや、予測がつかないところが、桜の難しさであり、また良さなのだと思う。
比較するのも変だが、クリスマスは長い。
うちの地元はツリーのイルミネーションをやっているが、だいたい12月の頭から1月上旬まで1ヶ月以上やっている。
最近でこそ少し短くなってきた感があるが、テレビCMなどクリスマス商戦は11月から始まり、約2ヶ月は続く。
2ヶ月というと、毎週1回以上はクリスマスという計算になる。
これまた比較するのも変なのだが、大相撲はしょっちゅうやっているイメージがある。
子どものころは千秋楽が終わると、次はまだだいぶ先だなと思っていたが、最近はもう本場所がはじまったのかという感じである。
15日間の取り組みということは2週間、これが6場所あるので、ほぼ3ヶ月。
週に換算すると、毎週2日近く大相撲をやっている計算になる。
それに対して、桜は2週間。しかも、短くなってしまうリスクもある。
短く、そして自分たちでコントロールできないことだからこそ、儚くていいのである。
なんでもかんでもプラスするのではなく、引き算の美学的なものを、桜を見ながら感じたという次第である。
時間が短いだけに、家族とどうやって桜を楽しむかも思案のしどころ。
今日のうちに、どのタイミングでどこに見に行くか、あらかたの計画を立てておきたいと思う。
ということで、今年もしっかり桜を楽しみたいという話でした。