明日はうちの会社の株主総会が開かれる。
12月決算なので、毎年2月末のこの時期に株主総会を開いている。
私の役割は冒頭の挨拶と議事の進行。毎年のことなので、とくに緊張することもない。と思っている。
そんな株主総会前日の夜。
夕食の最中、妻の心無い一言にプチンと切れた。
妻のほうとしても、おそらくそんなに悪意もなく言ったのだと思うが、その一言に私はひどくイラつき、憤った。
とりあえず、この文章を書いている段階では妻とは口をきいていないのだが、前にもこんな状況あったなと、ある出来事を思い出した。
今からちょうど25年前、私が高校3年のときのセンター試験前日。
母親と他愛もないことで口論になった。
受験前日だった私は無意識のうちに、受験生なので少しはちやほやしてもらって当然だと思っていた。
そのちやほやしてもらって当たり前と思っていた私が、風呂を入れてくれと母親に言ったら、そんなのは自分でやれと言われてて、口論になったと記憶している。
冷静に考えれば私が悪いのだが、だとしても母親のほうも少しは気を遣ってくれてもいいと思う。どっちもどっちだと思う。
今思えばどうでもいいことなのだが、ナーバスになってた私は、イライラしたまま受験当日を迎えたのを覚えている。
話を今日のことに戻すと、祝日なのに出勤日で終日会議だったので疲れていたのか、それとも明日の株主総会にちょっとナーバスになっていたのか、どちらにしろ心に余裕がなかった私は、妻の一言で心が乱れた。
こういった日には、まわりにあまり期待をせず、そして必要以上にコミュニケーションを取らないほうがいいのかもしれない。
ただ、こうやって文章にしていると、落ち着いてくるから不思議なものだ。
自分を相対化でき、冷静になれるのかもしれない。
ということで、文章を書くことで心が落ち着くということに気づくことができた、という話でした。