妻に一人の時間をつくるための、父親と娘の二人での時間を過ごし方

わが家には二人の子どもがいる。
上の娘は今5歳で、下の息子は5ヶ月を迎える。
上の子が小さいときは、私も妻もはじめての育児ということで、ほんとに大変だった。
育児が大変というより、妻のメンタルコントロールが大変だったといったほうがいいかもしれない。
もちろん妻としても娘はかわいいのだが、ずっといっしょにいるからストレスがたまるのである。
そこで、それであれば、私が時間を取れるときには、できるだけ娘と出かけて妻が一人になれる時間をつくればいいと思い当たり、それ以来実践している。
 
手始めにやったのが、仕事から帰ったら娘を連れて散歩に出かけるということ。
できるだけ早く帰って、そのまま娘を抱っこ紐に入れて、散歩にでかける。私としては運動にもなるので一石二鳥。
そのうち、休日も二人で出かければいいのでは、ということになり、1歳半くらいから二人で出かけるようになった。
とくに予定がない土日のどちらかは娘と二人で出かけるのが習慣化して、今でも続いている
ということで、今回は父親が小さな子どもと二人でどう時間を過ごすか、その方法をいくつか紹介してみたい。
 

温泉

最初のうちはショッピングモールのキッズルームや公園に連れて行っていたのだが、せいぜい1時間程度くらいしか時間をつぶせない。
娘が飽きるというより、こちらが飽きてしまうのである。
それにまだ小さいころは目を離すわけにはいかず、気が抜けない。
 
そこで何かいい方法はないか考えたところ、思いついたのが温泉である。
私自身、おじさんになるにつれ温泉好きになってきていたのだが、これであれば自分も温泉に入れてうれしい。
車で県内・県外の温泉まで行くと、往復2時間以上のドライブ、温泉に入ってなんだかんだで1時間ちょっとは時間がかかるので、半日はゆうに時間がかかる。
行き帰りは車の運転中に本を聞くので、その間は勉強にもなる。
温泉に入る、娘との時間を過ごす、本を聞く、と一石三鳥のアクティビティということで、今でも予定がない週末はたいてい温泉に行っている。
 
ただ、温泉の問題点は、女の子なのであるタイミングからいっしょに入れないということ。
私が住んでいる県の条例では混浴の年齢の制限はとくにないようだが、一般的に考えて小学校の低学年までだろう。
施設によって就学児の混浴は禁止というところもあり、あと数年しかできないなところが難点。
 

キャンプ

そんな感じで温泉が定番の時間の過ごし方なのだが、温泉以外にも何かいいアクティビティがないか探していたところ、キャンプに行き着いた。
私は基本インドア派なのだが、何の気なしにとあるスポーツ店でキャンプグッズを眺めていたところ、これもいいかもと思った。
これだったら1日半くらい妻を一人にできる時間もできるなということで、まずは道具をレンタルしてはじめてみた。
 
いざやってみるとほんと大変だった。
娘と二人で出かけるわけだが、最初に行ったときは3歳半くらいで、当然戦力にはならない。戦力にならないどころか、面倒をみないといけないので、実質戦力は一人以下という状況だった。
娘の面倒を見ながらテントやタープを立てるのは、想像以上に時間がかかり、夏なのに設営が終わると空が暗いという状況だった。
それでも、外で娘と食べるごはんはとてもおいしく、また娘が寝た後に一人で焚き火を見ながら酒を飲むという行為がなんとも贅沢で、その後もキャンプは定番のイベントになった。
 

カラオケ

最近、定番になりつつあるのがカラオケである。
娘も5歳になったということで、歌を覚えるようになった。幼稚園でも歌を歌うだろうし、アニメの主題歌も口ずさむ。
私自身、カラオケで新しい曲を覚えることができないなと思っていたのだ、二人でいくにはちょうどいいのではないかと思いつき、いっしょに行くようになった。
 
実際行ってみると、娘もいっちょまえにマイクをもってうれしそうに歌っている。
私は私で最近の曲を入れて練習する。
二人でそれなりに楽しんで、1時間半から2時間くらいはあっという間に時間が経つので、ちょっと出かけて時間をつぶしたいというときに重宝しており、今後も続きそうである。
 
他にも、映画に行ったり、ときには泊まりで小旅行に行ったりと、娘と二人で楽しい時間を過ごすことができている。
 
ここでのポイントは、全てを子どもに合わせるのではなく、自分も楽しめるアクティビティを探すということだと思っている。
双方が楽しめるので、私自身もイヤイヤやるという感じはなく、楽しんで娘との時間を過ごせている。
正直、当初はここまで育児に関わるとは思っていなかったのだが、今は娘とのかけがいのない時間を過ごすことができ良かったと感じている。
 
ということで、今はもっぱら私と娘と息子の3人で何ができるかを考えている、という話でした。