子どものために紙の本や新聞を読む

ここ数年、紙の本を読むことがほんと少なくなった。
本を読むときはKindleを使うし、Audiobookで本を聞くことも多い。
Kindleであれば、読みたいときにいつでも購入することができるし、何よりもかさばらない。
端末を1つ持っておくだけで、複数のコンテンツにすぐにアクセスできる。
 
こういった電子書籍は非常に便利なのだが、最近になってこのまま電子書籍だけでいいのかなと思うようになってきている。
それは、子どもの教育を考えたときに、文字に触れる機会が減ってしまうのではないかと考えるからだ。
 
電子書籍は便利だが、シェアすることに向いていない。
各アカウントと紐付いているため、そのアカウントを持っている人以外は、すぐにコンテンツにアクセスできない。
これが紙の書籍であれば、本棚に並べてあるものは、家族の誰が手にとって読んでもかまわない。
この差はけっこう大きいのではないかと思い始めている。
 
私が幼少のころを思い返すと、私の父親はけっこう本を読むほうで、私も本棚の本をパラパラめくっていた。
また、マンガ本もいくつかあり、これは両親・兄弟含めてシェアされて、みんなが同じものを読んでいた。
 
新聞でも同じことが言える。
現在、うちの家庭では新聞をとってなくて、ネットニュースで済ますか、私は会社に置いてある新聞を読んでいる。
そうなると、子どもが新聞を通じて文字に触れる機会はなくなってしまう。
 
自分がこどものころを振り返ると、新聞は当然のように購読しており、私もテレビ欄とスポーツ欄だけだったが小さいころから新聞はよく読んでいた。
少なくともそこで文字に触れる機会があり、いろいろと吸収していた。そういった積み重ねはけっこう大きかったのではないかと、今になって感じる。
 
電子化されたコンテンツは便利だが、家族のみんなが触れることは難しい。
だからこそ、紙の本や新聞が普通に置いてあり、子どももそういったコンテンツに簡単にアクセスできる環境があって、文字に触れる機会が提供されているということが大事なのではないか、ということに気づいたというわけである。
 
今、うちの娘は5歳で、まだ文字を読むことはできないが、今後のことを考えると、活字にふれる機会をどうつくるかは、娘の教育上けっこう大事なことでないだろうかと思う。
娘は来年小学校に入学するので、そのころまでには、どういう方針で行くのかいろいろと考えてみたい。
 
ということで、紙の新聞を購読しようか迷っている、という話でした。