有料でもいいから広告なしは、TVerではできない

最近、テレビという箱で、テレビ番組を見る機会がほとんどなくなってきている。
 
上の娘(5歳)がチャンネル権(死語)を握っており、四六時中YouTubeを見ているので、私が見たい番組はほぼ見ることができない。 
また、下の息子(もうすぐ5ヶ月)がリビングの隣の居間で寝ているので、深夜に録画したビデオを見るというわけにもいかない。おかげで大河ドラマはたまる一方である。
 
そんな状況の中、私がよく活用しているのが、TVerというテレビ番組の見逃し配信サービスである。
スマホのアプリもあるので、いつでも好きな場所でテレビ番組を楽しむことができる。
YouTubeの動画も面白いのだが、テレビ番組には質の高いコンテンツもまだまだ多いので、重宝している。
民法だけでなくNHKの番組も入っており、バラエティでも、ドキュメンタリーでも、ドラマでも、ほとんどと言ってもいいくらいの番組が配信されている。
 
これだけ数多くの番組を見ることができると、もうリアルタイムで視聴したり、録画する必要もないんじゃないかと思ったりしている。
 
また、このサービスで番組を見ることができる期間は1週間程度で、期間限定なのだが、私にとってはこれもいい。
テレビ番組を録画すると、いつでも見れるがために、いつまでも見ないということが往々にして起こるが、期間の縛りがあると、ほんとに見たい番組はきちんと確認して視聴するようになる。
 
さらには、倍速再生(正確には1.75倍まで)もでき、リアルタイムで見るよりも生産性高く視聴できるようになっている。
 
以上のように、TVerをヘビーユーザーを自認しているのだが、1点改善してほしい点がある。
それは、CMを外してほしいということ。
TVerで流れるCMは、番組宣伝が繰り返されたり、同じ商品・サービスのものが多かったりと、何度も同じCMを見せられることになり、正直時間のムダだと感じている。
 
だからYouTube Premiumと同じように課金してもらってもかまわないから、CMは外してほしい。月に1,000円くらいであれば、喜んで支払いたい。
 
なんてことを、いつもTVerでテレビ番組を見ながら思っていたわけでだが、先日ちきりん氏のVoicyを聞いていてハッとした。
 
その内容は、YouTubeは広告会社であるにもかかわらず、お金を支払ったらその広告を見なくても済みますよというサービス(YouTube Premiumのこと)はどうかと思う、というもので、ごもっともだなと思った。
 
しかし、そうなると、これまでスポンサーからの広告を事業の中心にしてきたテレビ局からすると、もっと広告というものを否定できないのではないか、ということに気がついた。
例え一部のユーザーにだけだとしても、直接課金をして収入を得るという発想にはならないであろう。
まして、TVerというサービスは民法各局(NHKも)が参加しており、その歩調をあわせるのは、われわれが思う以上に難しいと思われる。
 
とはいえ、このTVerというサービス(見逃し配信)自体が、広告モデルの否定のようなものだから、ここまで来たら広告なし課金に舵を切ってもいいかと思うがいかがだろうか。
私自身、このサービスは当面使いそうなので、広告なしのオプションが出たら利用しようと思う。
 
ということで、TVerでのCMカットは(当分)実現しそうもないので、諦めて毎度同じ広告を見ようと思った、という話でした。