2020年を振り返る

今年も早いもので、もう大晦日
2020年を振り返ると、みんなそうだろうが、大変な1年だった。
 
そんな2020年の最終日、今年を簡単に振り返ってみたい。
まずは、1月に祖母が亡くなった。もう17年前に祖父が亡くなってから、祖母は祖父の面倒をみなくてはいけないという責任がなくなり、そこから急激に痴呆が入っていった。
ここ数年は寝たきりで孫である私のことをもわからなかったくらいだった。
今思えば、亡くなるのがコロナが流行りだす前でよかったなと思う。通夜のあとに、久しぶりに集まった親族でわいわいしながら送ることができてよかったと思う。
 
その直後の1月の中旬に、妻の妊娠がわかった。
年末から(ほんと些細なことで)妻とはけんかしていて、年末年始をまたいでまともに口をきいていなかったのだが、妊娠を機に仲直りすることができた。
それはよかったのだが、妊娠だとわかった時点でつわりが激しく、そこから即入院、その後退院するも再度入院と、1月2月で計3週間入院することになった。
その間、上の子の面倒を見るなどでてんわわんやだったが、実家の助けなども借りて、どうにか乗り切ることができた。
退院してからもつわりはひどかったし、徐々にコロナの関係で幼稚園が休みになったりなどで対応には苦慮したが、両親にもいろいろとお世話になり、そのありがたみを実感した。
 
3月末くらいからコロナの影響も出だした。とくに会社でどう対応するのか、その情報収集のためにコロナ関連のウェブ記事や書籍はよく読んだと思う。
そのおかげもあって、コロナ下でどう振る舞えばいいのかについてはとくに迷うことなく意思決定することができた。
ただし、当然のことながら、業績に与える影響は大きく、この点についてはいくら感染症やコロナについて勉強しても解決しない。
結果、大変厳しい業績となり、その回復も道半ば。コロナの影響は当分続く前提で戦略を練り直すこと求められる1年になった。
 
5月上旬。GW明けに会社で大きな不祥事が発覚し、5月,6月はこの対応に終始した。
コロナとあわせてこのころはちょっときつかった。
精神的にも不安定だったし、文字通り首が回らなくなる(借金という意味ではない)など、身体にも変調が目立った。
後述するが、9月ごろにも考え込むことが多く、そういった面でも大変な1年だったなと思う。
そんな中、娘と二人で行ったキャンプで、緑が多い光景に癒やされたのを思い出す。こういった趣味をもっておくことが大事だとも実感した。
 
9月には長男(第二子)が誕生。
出産だけは立ち会うことができ、私自身も貴重な経験をすることができた。
妻は出産後入院、退院後も実家に戻り、また上の子は私の実家や妻の実家に行くことが多く、私は1人になる時間が少しだけ増えた。
たまにある1人だけの時間を有効活用しようと、1人で温泉やサウナに行ったり、撮りためたビデオを見たりして、それはそれで有意義だったのだが、一方で考え込む時間が増えたのか、このころは精神的にちょっときつかった。
会社の業績が思うようにならないことが大きな要因だったと思うが、コロナについても、それほど悲観していなかったものの、潜在的に影響があったのかもしれない。
 
ただ、妻と息子が帰ってきてからは、その対応の忙しさからか、そんな不安定な状況は次第に解消された。
上の子とは5歳離れているので、最初は思い出すのに苦労したが、徐々にペースをつかみだし、今では第二子あるあるだと思うが、いい具合に雑な育児ができていると思う。
 
10月くらいからは、出張も再開しだしたのだが、とはいえ感染リスクもゼロではないということで、出張から帰ってきてからは1週間程度隔離するなども行った。
妻と息子が妻の実家に、上の娘はうちの実家にと、プチ疎開のようなものをしてみたり、私自身がホテル暮らしをしてみたりと、家族や実家にはいろいろと助けてもらいながら試行錯誤してみた。
この間、両親に本当にいろいろと助けてもらった。都度都度お礼はしているつもりだが、どこかで改めて感謝を伝えないといけないなと思う。
 
会社の業績はほんと低迷した1年だった。
その一方、地道な対応が実を結びはじめた1年だったし、来年に期待がもてるような準備もしてきた。
来年も引き続き厳しい状況は続くと思うが、自分たちがやれることに集中していきたいと思う。
 
こうやって2020年を振り返ってみて、やっぱり大変な1年だったと思うが、その一方で1つひとつの問題には都度都度冷静に対応できたのではないかと思った。
自分では変えることができないことに思い悩む時期もあったが、総じて自分ができることに注力できたように感じる。
コロナの影響は来年も引き続き残るだろうが、そんな中にあっても、自分たちができることは何かを考え、そこに集中していきたいと、改めて思った次第である。
 
ということで、自分がコントロールできることに集中することが大事である、ということを再確認できたという話でした。
良いお年を。