生まれてこの方、サンタクロースという存在を信じたことがない

昨日は12月24日。クリスマスイヴということで、わが家でもピザを食べ、ショートケーキを食べと、5歳の娘を中心にクリスマスの夜を楽しんだ。
娘はいつもどおりわがままを言うので、「言うこと聞かないなら、サンタさんに『プレゼントいりません』って連絡するよ」などと言いながら、いつもどおり夜が更けていった。
そうこうしているうちに娘はソファで寝入ってしまったので、ベッドに連れていき、それからプレゼントを娘の横に置いて、私も寝た。
娘からのサンタさんへのプレゼントの希望はユニコーンのぬいぐるみということで、事前に妻に仕込んでおいてもらっていた。
 
ところで、私は、生まれてこの方、サンタクロースという存在を信じたことがない。
厳密に言えば、信じていた時期もあったのかもしれないが、少なくとも物心ついたときには(=記憶にある限りでは)もう信じていなかったと思う。
どこかのタイミングでサンタクロースに、おもちゃのトランシーバーをもらったのを覚えているが、そのときはハッキリとこれは両親が用意していると認識していた。
それが5歳くらいだったと記憶をしているのだが、よくよく考えるとトランシーバーだと5歳だと早いので、6歳だったかもしれないし、7歳だったかもしれないが、少なくともそのときにはそう認識していた。
 
これって、今の自分からみても、かわいくない子どもだと思う。
しかも、「サンタさんなんていないんだ」なんて野暮なことも口にしない。
私には2歳下の妹と、4歳下の弟がいるのだが、その妹や弟のことも考えて、いないのはわかっているけどいることを信じているという体でふるまっていたように思う。
ほんとかわいくない子どもである。
そんな感じで育ち、両親も誕生日やクリスマスにいろいろと買い与えるような親ではなかったので、早い段階でクリスマスプレゼントというシステムはなくなり、クリスマスイヴにはちょっと見栄えのする食事をするぐらいだった。
 
一方で、娘は5歳になって、はじめてクリスマスやサンタクロースを認識したようで、はっきりとプレゼントがもらえると思ったようだ。
少なくとも去年まではそういった発言はなく、よくわからないままケーキを食べていたようだった。
私自身や育った家庭が上述のような感じだったので、今回も娘へのクリスマスプレゼントには正直無頓着で、妻から言われなければスルーしていたかもしれない。
 
そして今日25日の朝。
私は、毎日とはまでいかないが、朝にランニングやウォーキングをするのを習慣にしている。
朝起きてでかけようと思ったのだが、その間に娘が起きたらプレゼントを見つける瞬間を見ることができない。
私が起きた時間が中途半端だったこともあり、けっこう迷ったのだが、ランニングに出でもまだ起きていないことに賭けて、家を出ることにした。
 
30分くらいして家に戻ると、灯りがついていたので、賭けに負けたと思ったが、どうやら娘は起きたばかりで、プレゼントには気づいていない様子。
どうやら間に合ったらしく、私はスマホでビデオを撮りながら、娘といっしょにプレゼントを探した。
娘としては、サンタさんが入ることができるリビングの近くに置いてあるはずと思っていたらしく、その付近を探すが、置いてあるのは寝室のベッドの横。
私が無理やり誘導して、ベッドまで連れていき、無事プレゼントを発見した。
 
娘が喜んでいる姿を見ているとこちらもうれしくなり、プレゼントを用意しておいてよかったなと実感した(用意したのは妻だが…)。
こういうイベントは、そのときそのときでしかできないので、そのときどきで大事にしないといけないと思った次第である。
 
ということで、娘が自分と違って素直に育っているなと感じた、クリスマスの朝の話でした。