ひとりっ子・末っ子から長子へ

先日、我が家では第二子である息子が産まれて、家族が4人になった。
上の娘は5歳になる年のなので、娘から見ると5歳下の弟ができたということになる。
 
そんな息子が退院して、我が家にやってきた。
やってきたと言っても、その後すぐに妻の実家に行ったので、束の間の滞在ではあったが。
いったんうちに帰って、息子を風呂に入れて、娘を幼稚園を迎えに行き、妻の実家に向かった。
 
娘は弟と初対面で。「かわいい~」を連発していた。
「弟の面倒見てあげてね」と私が言うと、娘は「うん」とうれしそうにうなずいていた。
 
とまあ、こんな感じで家族が(ちょっとの時間だけ)揃ったわけで、これから新たに4人での生活がはじまることになる。
そんな中、私が興味というか関心があるのが、娘の変化である。
 
上述のとおり、娘と息子の年齢差は5つ。
娘はこの約5年間、ひとりっ子として育ってきた。
ひとりっ子もということもあり、私も妻もどちらかというと、娘を甘やかして育ててきたと自覚している。
甘やかして育てたもんだから、必然的にわがままで、甘えん坊で、マイペースな性格になってきている。
そんな感じなので、幼稚園の先生からは「天真爛漫ですね(=ちょっとわがままですね)」なんて言われたりしている。
また、娘がいとこのたち(私から見ると姪っ子、甥っ子)の家にいくと、ここは4人兄弟なので、わがままを言って上の子たちから叱られるということがよくある。
 
ちなみに、私自身は長子で、2歳下に妹、さらに2つ下に弟がいる。
私の場合は、娘と違って、物心がついたころから妹がいたので、自分としては生まれながらにして兄という自覚がある。
自分で言うのもなんだが、実際妹や弟の面倒をよく見ていたほうだと思うし、むしろいろいろと(おせっかいで)言い過ぎるので煙たがれていた。
また、大人たちの空気を読みながら育ってきたほうだとも思っている。
 
そんな自分の子どものころと比べると、娘はほんとマイペースで、空気を読むということを知らない。思ったことを口にして、思ったとおりに行動する。
 
その娘に弟ができたことで、晴れて「お姉ちゃん」になったわけだが、今後この性格や行動がどう変わるか(もしくは変わらないのか)、すごく楽しみである。
このままマイペースな感じで育つのか、それともお姉ちゃんの自覚が出てきてちょっとしたリーダーシップを発揮をしだすのか。
「三つ子の魂百まで」ではないが、5歳(直前)までのひとりっ子(いとこたちといるときは末っ子)のベクトルが強いのか、 お姉ちゃんという長子のベクトルが強くなるのか。
 
これは、どっちになってほしいということではなく、単純にどっちの方向へ進むのかということに興味がある。歳の離れた弟ができるというのはどういう意味があるのか、よく観察しながら成長を楽しみたいと思う。
 
ということで、比較的歳が離れた姉弟がこれからどう育つのか、楽しみ尽きないお父さんの話でした。