ブログと日記の違い

今年の私のテーマとして「書くこと」が挙げられる。
今年はこのブログの更新回数は大きく増えているし、また4月からは毎日日記を書くようになった。
これまで「書ける」ということに、憧れのようなものがあって、自分の考えをまとめて文章に残したいと思っていたが、そんな自分に少しずつ近づけている実感はある。
一方で、書くこと自体が好き、という「娯楽化」の域には達しておらず、いつかは書かないと気持ち悪いと思える境地まで達したいと思っている。
 
さて、書くということでいうと、私はブログと日記を書いているわけだが、ここには似ている点と異なる点がある。
今回は、この共通点と相違点を簡単にまとめてみたいと思う。
 
まずは共通点。
当たり前だが、書くという行為自体は同じである。書く、といっても、私の場合PCでキーボードを打っているので、厳密な意味での「書く」ではないが、ここまでは同じ。
どちらも日ごろ思ったことや考えたことなどを書いているので、そういった面では同じ部分もある。
 
もう一方の相違点。
日記に対するブログの特徴と言ってもいい。ここでは3つを挙げたい。
 
1.ブログではちょっとした気づきがあるものを書きたい
ブログのではちょっとした気づきなど、見落としがちな視点などを入れたいと思っている。
日記でも日々の気づきをメモ的に書いているのだが、そうでないものも多い。日記では今日やったことなどの事実を羅列したりすることも多いし、気づきと呼べるレベルではなく、ただ思ったということも書いている。
日記で書いたことを整理して、ブログの記事にするということも多いので、補完的ではあるが、概念的には日記のほうが広くて、ブログはそれに内包されているような感じだろうか。
 
2.ブログは最低限編集された内容にする必要がある
日記の論理構成は多少めちゃくちゃであっても問題ない。どうせ自分しか読まない。なんなら自分も読まないかもしれない。とにかく書くことが大事で、体裁を気にしないほうがいい。
しかし、これがブログであれば、誰にも読まれてなくても、一般公開する以上は、誤字脱字を確認したり、論理的につながりがあるように編集しなければならない。
 
これがブログを書く上での大きなハードルの1つだと思う。
例えちょっとおもしろいと思える気づきがあったとしても、その気づき自体を言語化するのが大変だし、その気づきを適用できる事例を考えないといけないこともある。さらには書き出しや締めの言葉、タイトルも考えなければいけない。
ここが、日記とブログの大きな違いかもしれない。
 
私の場合、ブログの後に日記をはじめているが、日記が思いの外続いているのは、ブログより制約がなくただ書けばいいので、その分楽だと感じているからかもしれない。
 
3.ブログでは悪口や批判になるようなことは書かない
私はブログでは特定の個人や企業の悪口や批判は書きたくないと思っている。それは何も私がいい人だからではなく、誰にも読まれていないブログであっても、もしかすると知り合いの誰かに読まれる可能性がゼロではないからだ。
そこで誤解を招いても面白くないし、批判が必要であれば直接言えばいい。
 
ただ、そうなると、書く内容は制限される。
日記であれば、誰に読まれるわけではないので、ちょっと感じた不満や憤りを思いのまま書くことができる。
それに対してブログでは、その中におもしろい気づきがあったとしても、特定の企業や個人を攻撃するような内容にならないよう、調整して書かなければならない。
そういった制約も、日記とブログの相違点の1つと言えるであろう。
 
日記に書くことで、それがブログのネタになっていくことも多いのだが、私にとって日記とブログは似て非なるものであると、この記事を書いて再認識した。
日記は日々の行動や思考の記録、ブログは思考の結果をまとめる場、である。
それぞれ役割が違うが、どちらも継続していっていければと思う。
 
ということで、日記だけでなく、ブログも毎日書けるようになったらいいな、と思ったという話でした。