「書く」ことの4つの効用

今年の年初から(正確には去年の年末から)、このブログの更新頻度を上げている。
年末年始で毎日更新というのをやってみて、その結果頻度が上がったという側面もあるので、上げているというのが正しいのか、結果的に上がったというのが正しいのか、微妙なところだが、どちらにしろ更新頻度は上がっている。
さらには、4月からは日記を書き始めている。
Evernoteに1日1ノートを使って、その日の出来事や思ったこと、たまに感じたこと考えたことを整理して長めの文章を書いている(文章と言えるほどのものではないが)。
 
私自身にとって2020年は「書く」ということが1つの大きなテーマになっている。
年初の目標ではこのブログの更新を50回以上(週に1回、月に4回ペース)するということを目標に掲げたが、5月の時点ですでに50回を超えてこの目標を達成されている(ちなみに2018年は17回、2019年は30回)。
日記もなんだかんだ言いながら、4月から毎日続けている。
 
もともと考えること自体は好きなのだが、それに対して、その考えたことをある程度の長さの文章に落とし込むということが苦手だった。しかし、やってみるとどうにかなるなという印象である。
こんな感じで、最近は意識して書くという行為を行ってきたが、それによる効用を認識できるようになってきたので、ここでまとめておきたい。
主に以下の4つの効用があるのではないかと感じている。
 
1.書くこと自体への苦手意識がなくなる
書くことに慣れることによって、書くこと自体への苦手意識が薄れてきているように感じている。
会社でも広報誌などで社長メッセージを書かなければならないのであるが、これが少々憂鬱だった。思っていること、考えていること、伝えたいことはあるのだが、どうも文章にまとめるのが億劫だった。
しかしながら、書くということが習慣化してくると、抵抗はちょっとずつではあるが薄れてきている。
メッセージを発することの意義自体はもともと感じていたので、あとは考えたことを整理して文章にまとめればよかったのだが、この部分の作業のコツがつかめたのかもしれない。
 
2.自分の考えたことを人に説明できるレベルにまで整理できる
上述のとおり、もともと考えることは好きだし、それを人に伝えたいという欲求も昔から強かった。
しかしながら、その考えたことがよく整理されておらず、説明したのはいいがうまく伝わらなかったという経験をこれまで何度もしてきた。
それは、あるアイデアが思いつくということと、それを説明できるレベルまでにもっていくことには大きな差があるからだ。この差を「書く」ことが埋めてくれていると実感している。
文章にまとめるということは、少なくても読み手としての自分からの批評には打ち勝たなければならない。そのレベルにまで整理できれば、大概は他の人にも説明できるのである。
 
3.書くことが考えることを誘発する
考えたことを文章に書くわけだが、その書くという行為が、次の考えるを誘発する。
例えば、こうやって書くことの効用をまとめていると、なぜこれまで書くことが苦手だったのだろう、と考える。これが、書くことには意味があるな、と思いついたとしても、文章に落とし込むという作業をしないと、次の書くことが苦手だった理由を考えるまでには到達していないと思う。
 
このブログも更新しだすと、次々とブログのネタ自体を思いつき、毎日書くのが苦ではなくなるということを感じることがある。それは書くことで考えることが誘発されるからだ。逆に更新頻度が少なくなると、その都度何を書くかを考えなくてならず、億劫になって更新が続かなくなる。
書くことによって考えることが誘発され、それによって次の記事を書くという波のようなものにうまく乗れると、ブログも楽に更新できるのだが、ちょっと忙しかったりして書かないとこの波を消えてしまうので、波に乗り続けることが今後の課題である。
 
4.自分が考えたことを読み返すことができる
これはとくに目標や高い志をもったときに書いた文章を読み返すことで得られる効用である。
何か目標を立てるようなときはテンションも意識も高いが、そんな高いテンションもすぐに下がってしまう。なので、テンションの高さを呼び戻すために、テンションが高いときに書いた自分の文章を読み返すのである。
ただ、この読み返すという行為、少ない頻度でしかできていないので、うまくルーティン化することが、今後の私の課題であるが。
 
以上が今年に入ってから「書く」ことを意識しだした私が感じた、書くことを4つの効用である。このあたりを意識しながら、書くことを習慣化できるようにしていきたい。
 
ということで、このブログの更新頻度をさらに高めて行きたいと思ったという、意識高い話でした。