親は、子どもがかわいいから甘やかすのではなく、自分がめんどくさいから甘やかす

私には今4歳半の娘がいるが、かわいくてしょうがない。
30代後半のときの子どもということで、今ではあまりめずらしくないが、自分が父親が20代後半のときの子どもだったので、それと比べると10年遅い。
だからなのかどうかわからないが、またひとりっ子だからかもしれないが、子どもに対して甘いということは自覚している。
私の妹は4人子どもがいるが、うちの娘がこの中に入るとわがままらしく、娘から見ると従兄弟、私から見ると甥っ子からは、いつも「わがままだったよ」と言われる。
 
そんなこんなで甘やかされ、わがままに育っているうちの娘。
ただ、これはかわいいから甘やかしているのかと言われると、おそらくそれだけではない。
それ以上に、私自身がめんどくさいから甘やかしているという側面が強いのではないかと思っている。
 
例えば、夜寝かしつけるとき。
テレビでYouTubeを見させていれば、そのうち勝手に寝てくれるので、本人が見たいというものをそのまま見させていることが多い。
その間自分もスマホをいじっていられるし、楽なのである。
これには問題があることも自覚している。寝る前に強いライトを浴びる影響もあるし、寝る時間も少しずつ遅くなる。
その時間に自分が絵本を読んであげれば、ライトの影響もないし、言葉に対する学習になるし、何より親子のスキンシップにもなる。
そんなメリット・デメリットを勘案すれば、YouTubeより絵本なのは頭でわかっている。
しかし、わかっちゃいるけどやめられない、のである。
 
ごはんを食べるとき。
娘は途中で飽きるのか、最後まできちんと食べないことが多い。
そんなときに私が箸をもって、娘に食べさせてしまう。
これは、残すよりかは、親が手伝ってでも全部食べさせたほうがいいと思ってそうしているのだが、この4月に幼稚園の年中にもなったのに、これではよくないのはわかっている。
きちんと座らせて、最後まで自分で食べるように言い聞かせればいいのである。
だけど、これがめんどくさい。朝は幼稚園のバスが来るし、夜は早く風呂に入って寝かしつけたい。
そんなこんなで、手伝って食べさせてしまうのである。そっちのほうが早いから。
 
他にも、去年から公文に通わせているのだが、その宿題もきちんと見ることができていない。
内容自体は難しいものではないのだけど、飽きても最後までやらせるのがめんどくさい。仕事が終わってから、宿題をやらせる処理能力が残っていないのである。
最近はコロナの影響もあって、実家で娘の面倒を見てもらうことが多いのだが、公文の宿題も私の母親(娘からみるとおばあちゃん)にまかせてしまっている。
 
こんな感じで甘やかしていることをリストにすると、けっこう長くなることに気づいた。
これは良くない。
かわいいからこそ甘やかしてはいけないし、めんどくさくても甘やかしてはいけないのである。
娘と接している時間は、他の親と比べても(比べたことはないが)長いほうだと思うが、ほんとに向き合っている時間ってどのくらいあるんだろうと、書きながらちょっと不安になってきた。
 
とはいえ、あれもこれもやろうとすると、どれも中途半端になるので、的を絞って何か1つ娘と向き合ってやることを決めたい。
ちょっと目標が甘いが、とりあえず、週に1回は寝るときに絵本を読む&週に1回はいっしょに散歩に行く(+公園とかで遊ぶ)ということにしたい。
あまり厳しい目標にして挫折してもいけないので、このくらいで勘弁してもらう。
 
ということで、イクメンオブ・ザ・イヤーとか言ってたわりには、あまり娘に向き合えていなのではないか、と思い反省をしたという話でした。