ウェブ会食は、飲み会というよりも、アルコールありの会議だと思ったほうがいい

「ウェブ会食」は流行るのか、という記事を書いたのでさっそくやってみた。
 

chikaran.hatenablog.com

 

会食と言っても、気心知れた経営者仲間での飲み会ではあるが。

ざっと、1時間半くらい。良かった点と改善点にいくつか気づいたので、まとめておきたい。
 
良かった点
まずは良かった点から。これはよく言われていることだが、移動する手間もなく、終わったらすぐ寝ることもできるという手軽さが挙げられる。
私は冷蔵庫に残っていた肉を嫁に炒めてもらい、それに加えてコンビニで買ってきたつまみを準備して臨んだ。
 
やはりウェブではうまくいかないだろうと思われる点
「会食」と言ってはみたが、年の離れた人や上下があるような立場の人とのウェブ会食は難しいだろうなという印象。
いまはコロナの影響で、多くの人がひましているはずだから、普段は声がけしにくい人も誘えるんじゃないか、と思ったが、おそらく実際にやってみたらうまくいかないだろう。
ある程度、関係性ができている人どうしでないと、間が持たない。
やはり、その人と初めての会食は「リアル」な場を設定したほうが怪我は少ないだろうと思う。
 
改善点
改善点としては大きく2つ。
1つは、テーマを設定したほうが良いということ。やはりウェブでの飲みはだらだら雑談をするというのが難しいというのが実感であった。
何か、テーマが決まると話題が集中しやすいので、気分的にも楽に会話ができる。
だから、イメージとしてはウェブでの飲み会というよりは、ウェブでの会議にアルコールを持ち込むと考えたほうが良いのかもしれない。
30分に1テーマくらいを用意しておいて、そのテーマをもとに話をする。できれば司会的な立場の人を設けたほうが良い。
そのテーマが盛り上がれば、30分以上話してもいいのだが、盛り上がらなければ次のテーマに行くというのを明確に決めておいたほうがお互いストレスはないかと思う。
 
もう1つの改善点は、時間をはじめから決めておくということ。
ウェブでの会食となると、お互い食べるペースが異なる。リアルであれば、そのペースはだいたい合わせられるし、食べ終わったのを見計らってお開きとなるのだが、このペースが違うのでいつになったら終わるのかが見えにくいし、何を持って終了するか不明確である。
よって、あらかじめ終了時刻を設定しておいたほうがお互いストレスなく、運用できるのではないかと感じた。
時間の長さは参加者の関係性にもよるが、1時間半くらいが妥当ではないだろうか。
そして、時間を決めたら、そのとおりに終了したほうがいい。盛り上がっているからと時間を延長すると、また切り上げにくくなる。
少なくとも、ウェブでの会食に慣れるまでは、終了時刻を決めて、きっちりそこで切り上げるということをしたほうがいいかと思う。
 
その他、参加者のウェブ環境の問題や、イヤホン・ヘッドホンをしたほうがいいかなどの、テクニカルな課題はいくつかあったが、このあたりは慣れるにしたがって解決されていくだろう。
 
まとめると、話す話題や解決しなければいけない課題がある場合は、ウェブでの会食は有効なのではないだろうか。
 
ということで、もう少し試行回数を増やして、改善していきたいと思ったという話でした。