「花粉症は1週間で治る」のか?

私は物心ついたころからアレルギー性鼻炎に悩まされていて、小学生のときはずっと耳鼻科に通っていた。耳鼻科には通っていたが、今思えば、根本的な治療ではなく、先生に見てもらって吸引器のようなもので鼻に薬をいれて終わりという対処療法であったのであろう。その後、花粉症というのが社会問題になったのがいつごろだったか確かな記憶はないが、学生のとき(90年代後半)には「花粉症」という言葉はあったので、花粉症とは少なくとも20年以上の付き合いである。
最初のころはマスクをつけるという習慣もなかったので、それこそ2月3月はくしゃみと目のかゆみは治まらず、ティッシュが欠かせず、この季節はいつも鼻のまわりが赤くなってきた。2000年代に入ってからは徐々に春にマスクは当たり前となり、また薬も年々改良され効くようになってきて、昔よりはだいぶ楽になってきていたが、それでもこの季節が憂鬱なのは変わらなかった。
個人的には、新型コロナウイルスよりも花粉症のほうがこわい、というのが正直なところである。
 
そんな毎年を送ってきたわけだが、昨年(2019年)の花粉症も終わりかけの時期に、「花粉症は1週間で治る!」という本に出会った。
花粉症は1週間で治る!

花粉症は1週間で治る!

  • 作者:溝口 徹
  • 発売日: 2018/02/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

タイトルはちょっと煽り気味な感じはするが、ポイントは以下のとおり。

 
・タンパク質をとる
・質の良い脂質をとる
・糖質は控える
ビタミンDを摂取する
・腸内環境を整える
・女性は鉄、男性は亜鉛をとる
 
この本を読んだのが花粉症シーズン終盤だったので、去年は試すことができなかったのだが、今年はいろいろと準備をしてやってみた。
 
で、先に結果から言うと、今シーズンは(3月中盤までだが)ほぼ花粉症の症状が出ずにいる。
この本に書かれていることだけでなく、これまでもやってきたことの継続もあるので一概にこの本の効果とは言えないが、間違いなく花粉症を封じこめている。
 
ということで、この本で書かれていてやってこと、それ以外にやったことを、来年の自分への備忘も含めて、以下にまとめておきたいと思う。
なお、今回試してみたサプリ等々は、以下のブログをかなり参考にさせてもらった。
 

「花粉症は1週間で治る」で書かれていることの対策

タンパク質をとる
これに関しては、花粉症対策以前から、筋トレをしたとき中心にプロテインをとっていたので、それを継続している。朝食代わりにとったり、夜小腹が空いたときに飲んだり。
ちなみにプロテインに関しては、森拓郎プロデュースの「ウェリナ」を飲んでいる。
正直高いが、プロテインは味が命だと思うので、満足しているし、森拓郎氏のVoicy「聞くだけでヤセるラジオ」を聞いていて、そちらでお世話になっているので、購入を続けている。
ウェリナ ホエイ&ソイプロテイン グルタミン 新ココア味 500g

ウェリナ ホエイ&ソイプロテイン グルタミン 新ココア味 500g

  • 発売日: 2017/01/30
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

 

質の良い脂質をとる/ビタミンDを摂取する
これについては、上のブログで紹介されていた「メガネ鱈肝油球」を、シーズンが始まる2月初旬から摂取している。この商品の説明では1日6粒ずつくらいからとあるので、そのとおり飲んでいる。
飲みはじめたときは、うまく言えないがなんだかしっくりこなかったのだが、2週間くらい続けているとなんか馴染んできた感じがした。
ただ、「花粉症は1週間で治る」ではビタミンDを1日2000IU(IUが何の単位だかはよくわからない)を目安に摂取してみてください、とあるのに対して、「メガネ鱈肝油球」6粒あたりのビタミンD含有量は100IU。「メガネ鱈肝油球」だけでビタミンD2000IUを摂ろうと思ったら、120粒飲まないいけない計算になる。
ということで、「メガネ鱈肝油球」がどこまで効いているかはよくわからない。
メガネ鱈肝油球A 600粒

メガネ鱈肝油球A 600粒

  • 発売日: 2007/07/30
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

 

腸内環境を整える
これについては、花粉症前から「ビオスリー」を飲んでいる。
ビオスリーならびに腸内環境を整えることがどれだけ花粉症に効くのかは、実感値としてはよくわからないが、ビオスリー自体はよく効いている実感がある。
私はかなりの軟便体質だったのだが、便が適度に硬くなり、いい感じになってきているのを実感していた。おそらく腸内環境は良くなってきているのであろうと思われる。
ビオスリー→腸内環境の改善→花粉症の改善、という因果関係において、2つ目のほうはよくわからないが、少なくとも1つ目に効いているので、これはこれで継続しようと思っている。
【指定医薬部外品】ビオスリーHi錠 270錠

【指定医薬部外品】ビオスリーHi錠 270錠

  • 発売日: 2019/04/01
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 
 
男性は亜鉛をとる
亜鉛も上のブログで紹介されていたのものをそのまま購入してみた。
こちらも効果のほどは正直よくわからないのだが、とりあえず購入した分がなくなるまでは飲んでみようと思っている。

「花粉症は1週間で治る」で書かれていること以外の対策

これについては、例年やっていることではあるが、例年やっていることと変更した部分もあるので、そこも含めてまとめておこうと思う。
 
アレグラ
ここ数年は「アレグラ」を飲んでいる。
昔の薬は処方すると眠くなってしまうのでなかなか使いづらく、朝起きづらいということもままあった。
最近の薬は眠くなることはないし、花粉症の症状は緩和されるが、それでも花粉の最盛期はやはり鼻が痒く、目が痒いということが起きていた。
正直なところ、飲まないよりは飲んだほうがマシだけど、これだけでOK!という感じではなかった。
今シーズンも当然のことながら服用は継続。ただ、服用開始時期は2月初旬で、症状が出る前から飲みはじめた。
こういった薬は症状が出始める前から飲むべきだと言われるが、毎年症状が出始めてから飲み始めていたのを、今年は早めに飲み始めるように変えてみた。
これが良かったのかもしれない。
【第2類医薬品】アレグラFX 56錠 ※セルフメディケーション税制対象商品 ×4
 
ピッタマスク
花粉症歴の長い人は、マスクの研究に余念がないと思われるが、もちろん私も例外ではない。
どのマスクが効果があり、また快適に過ごせるか、は私にとって非常に関心の高い事項である。
2000年代初旬に「超立体マスク」が出たときはちょっと感動したものである。口とマスクの間に空間ができて、それまでのマスクと比べて快適だったのを覚えている。
それ以降、この「超立体マスク」を使ってきたが、数年前に出た「ピッタマスク」はこれも衝撃的だった。
形状は「超立体マスク」を同じで、口とマスクの間に空間ができるのだが、この「ピッタマスク」はポリウレタン素材でできており、そのため洗うことができ、またメガネが曇りにくいのである。
ということで、ここ数年はピッタマスクを愛用。ここ1,2年くらいは「花粉を水に変えるマスク」に浮気もしてみたのだが、正直なところあまり効果を感じることができず、今年は完全にピッタマスクに回帰した。
 
余談であるが、このピッタマスク、去年の残りが2枚あり、シーズン前に1つ購入していた。ご存知のとおり、今年は新型コロナウイルスのせいでマスクはずっと欠品状態。ピッタマスクは洗って使えるので非常に重宝した。このシーズン、マスクなしで過ごすということを想像するとちょっとゾッとする。
ピッタマスクネイビー(PITTA MASK NAVY) 3枚入

ピッタマスクネイビー(PITTA MASK NAVY) 3枚入

  • 発売日: 2018/10/30
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

 

点鼻薬・目薬
点鼻薬や目薬は高いものを買うに限る。
目薬なんてどれも同じだろうと思っていたが、数年前に高い目薬買って使ってみたら、効果の違いは歴然。痒みがすぐに取れるのである。
点鼻薬は昔使ったみて効果がなかったので、ずっと使ってこなかったのだが、目薬と同じでいいもの使ったら効果があるのではないかと思って、今年は薬局で一番高いものを買ってみた。そしたら効果てきめん。今年は花粉症の症状はほとんど出なかったのだが、それでもたまに鼻が痒くなることはある。そういうときに点鼻薬を使うとすっと治まるのである。
ということで、点鼻薬や目薬は絶対に高いものを買うべきある。安いやつと比べて、2倍・3倍したとしても、その差は数百円、大きくて千円レベルである。このくらいの差で、この季節の快適性を買えるのであれば安いものである。
 
 
以上が、今シーズン、花粉症対策としてやってみたことのまとめである。
こうやって書いてみると、随分多くのことをやった感じがするが、これくらいで花粉症を抑え込めるのであれば金も時間も投資する価値はある。
 
ただ、正直なところ、どれがどのくらい効いているのかはよくわからない。この本に書かれていることを実践したことが良かったのか、それともアレグラのような薬を早めに飲み始めたのが良かったのか。もしかすると、単に今年の飛散量が少ないだけなのかもしれない。(ただ、これまでは飛散量が少ない年でもきっきり花粉症の症状は出ていた)
なので、この本に書かれていた内容を検証するためにも、ちょっと怖いが、来年は薬の服用をやめてみようか、なんて思ったりもしている。
 
ということで、因果関係を確かめるのはなかなか難しいという話でした。