「努力の集中化」の効用

年末年始に「努力の集中化」の実験として、毎日ブログ更新ということをやってみた。
今年の年末年始は9連休という長い休暇があったので、この期間で毎日ブログ更新という努力を集中化させて、その結果習慣化できるのであろうか、という試みであった。

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そもそも、私はけっこう前からブログをやりたい、というか自分の考えたことを文章にまとめておきたいという想いがあった。しかしながら、考えたり、それを話したり議論するのは好きだけど、書いてまとめるというのが苦手であった。学生のときも、ディスカッションやプレゼンテーションは好きだったが、レポートを書くのは好きではなかった。

しかしながら、2年前に社長になるときに、このタイミングがいいだろうと思い、一念発起(言い過ぎか?)このブログをはじめてみた。あまり、高い目標を掲げて挫折してもいけないので、月2回の更新ペースでやってきた。
それからも、書きたいことはあるものの、やはり書くということが億劫で、もう少し更新頻度を高めたいとは思いつつも、どうにか月末に書いて月2回という一応の目標の帳尻合わせをするのがやっとであった。
 
その一方、昨年ある記事で、努力を習慣化するために、初歩の方法として努力の最小化・集中化考え方を紹介してみた。いきなり大きな目標を掲げても挫折するだけなので、毎日続けられるような小さな目標を掲げたり、期間限定して集中的にやってみてはどうかという内容であった。

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そこでも書いたのだが、どこかでこのブログの記事の更新も集中してやってみたいと思っていた。そして今回の年末年始の休暇はちょっと長いということで、これはいいタイミングだと思い、ブログの毎日更新をやってみた、というわけである。

 
で、年末年始の9連休に毎日更新をしてみたのだが、その後明らかに心境の変化があったので、今回はそれをまとめておきたい。
 
まず書いた記事の本数にだが、年末年始休暇明けから約2週間でこの記事を入れて7本書いた。年始の休暇中に書いた記事5本とあわせて12本。今年のブログ更新の目標は月4回ペースで年50回としたので、1月前半だけで、ほぼ25%の達成できてしまった。
 
自分としてはけっこうなハイペースで更新しているのだが、そうなった理由は以下のような感じである。
 
まず、集中化して書くことで、書くこと自体のハードルが下がった(ような感覚になった)
(これまでもネタ自体はいろいろとあったのが、後から書こうと思っているうちに忘れてしまったり、なんでこのネタが面白いと思ったんだろうとなってしまうことが多かったのが)
書くことのハードルが下がったことで、思いついたときにすぐに書くというクセがついた。
実際に書くと、そこからまたインスピレーションを得て、新しいネタを思いついた。
それでまた新しい記事を書く

さらに書くことのハードルが下がる

 

というサイクルに入ったのではないかと感じている。
 
余談だが、これまでは二日酔いのときなど、体調がイマイチのときには書くという作業はできなかったが、ちょっとした記事であればそんなときでも1本更新できるようになった。
 
まだまだ習慣化できたというところまで行けていないが、なんとなく書くこと自体が苦ではなく、ちょっと楽しくなってきている。
とはいえ、ちょっと気を抜くと元に戻ってしまう危険性があるので、あまりハードルは上げずに、楽しいと思える範囲で継続して、努力を「娯楽化」できるところまでもっていきたい。
 
ということで、自分が思っている以上に、「努力の集中化」は有効なのではないかと思いはじめてきたという話でした。